遠い昔、まだ魔族と人間が共存していた時代。
世界の均衡を保つ偉大なる魔族の王ツイツイ。
使役される事に飽きた闇の精霊マルト。
マルトは王以上の力を求め反旗を翻す。
裏切られたツイツイは王の座を追われた。
今、世界が崩れようとしている。
崇められ聖女と呼ばれている人間の娘ミル。
死闘の末、傷ついたツイツイはミルに出逢う。
傷をやさしく癒してくれるミルをツイツイは愛した。
そして4人の子供を授かった。
4人の子供は王と聖女の力を受け継ぎ優れた戦士に育った。
世界を呑み込むほどの力を得たマルトは4人の戦士の存在を知る。
前王の血を絶やさんとマルトは軍を牽いた。
戦いが始まった。
ツイツイは自らの命と引き換えにマルトの軍を征した。
父であるツイツイを失った悲しみと怒りに我を忘れ4人の戦士は闘いを挑む。
が、マルトの強大な力の前には無力でしかない。
4人の戦士は絶望の中、未来を想い心をひとつに立ち上がった。
その想いは光の剣となり世界に希望をもたらした。
4人の戦士は最後にこう名乗った
TziTziMitlと―――